SalesforceがSlackをAI化|「究極のチームメイト」Slackbotに30以上の新機能

SalesforceがSlackをAI化|「究極のチームメイト」Slackbotに30以上の新機能

26/04/04 12:23

Salesforceは、業務用チャットツールSlackに大規模なAIアップデートを発表し、Slackbotを「究極のチームメイト(ultimate teammate)」として再設計した。今回のアップデートでは30以上の新しいAI機能が追加され、単なるチャットボットから「業務を実行するAIエージェント」へと進化しています。

Slackbotは「回答するAI」から「働くAI」へ

新しいSlackbotは、以下のような業務をチャット上で実行できるようになる。

  • 会話内容の要約

  • 文書・メールの自動作成

  • 社内データへの質問回答

  • CRMデータの取得・更新

  • 会議の文字起こしと議事録生成

  • タスクの自動フォローアップ

これらはすべてSlackの画面内で完結する。

さらにSlack内のメッセージだけでなく

  • Salesforce CRM

  • Google Drive

  • OneDrive

  • 外部アプリ

など複数のシステムを横断して情報を取得し、回答や実行を行う設計となっている。

会話中にCRMが自動表示される

特徴的なのは「会話を理解して動く」点だ。

例えば

  • 商談先の名前が会話に出る

  • 顧客名が会議で話される

といった場合、関連するSalesforceの顧客情報を自動で表示するなど、プロアクティブな支援機能が追加された。

「AIスキル」の共有で組織の標準化

今回のアップデートでは「Reusable AI Skills」という仕組みも導入された。

これは例えば

「見積もりを作成」
「商談準備資料を作る」
「会議を設定する」

などのAIタスクをテンプレート化し、チーム全体で再利用できる機能だ。

つまり
個人が作った業務フローを
→ AIスキルとして共有
→ 組織標準になる

という流れになります。

Slackが「仕事のOS」になる構想

Salesforce CTOは、Slackを

「人間・データ・AIを統合する仕事のOS」

として位置付けている。

実際に今回のアップデートでは

  • AIが会議を記録

  • CRMを更新

  • タスクを作成

  • 他アプリを操作

といった処理を、すべてチャットUIから実行可能になる。

チャットがUIになる

このようにチャットがUIになり、AIが業務を実行する流れが多くのサービスでも見えてきました。

この流れは、単なるチャット機能の進化ではありません。
業務システムの入口そのものが、チャットに置き換わろうとしているという変化です。


これまでの業務システムは、

CRMを開く

顧客を検索

履歴を確認

タスク登録

メール作成

といったように、複数の画面やツールを行き来する必要がありました。

しかし「働くAI」を前提にすると、この流れは次のように変わります。

「Acme社の見積もり状況どうなってる?」

AIがCRM検索

商談情報表示

必要なら見積もり作成

フォロータスク登録

すべて会話の中で完結します。

つまりユーザーは
システムを操作する必要がなくなる
というのが最大の変化です。

チャットが「業務の入口」になる

この構造では、チャットが単なるコミュニケーションツールではなく、

  • CRMの入口

  • ナレッジの入口

  • タスク管理の入口

  • ドキュメント作成の入口

といった、すべての業務の入口になります。

従来は

  • CRM

  • グループウェア

  • ナレッジ

  • チャット

  • メール

が分散していましたが、

これからは

チャット

AIが裏側を操作

という構成に変わっていきます。

もう一つの重要な変化

会話そのものがデータになる

チャットが業務の入口になると、すべての業務の起点が会話になります。

つまり

  • 顧客の要望

  • 社内相談

  • 問い合わせ

  • 判断の経緯

すべてがログとして残ります。

このログは

  • FAQ

  • ナレッジ

  • CRM履歴

  • AI学習データ

として再利用されます。

つまり

会話

業務

データ化

再利用

という循環が生まれます。


これは、単なるチャットツールの進化ではなく、業務システムの進化と言えるでしょう。


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