サイトマップ(sitemap.xml)のベストプラクティス
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SEOを向上させるために、検索エンジンがあなたのサイトを適切にインデックスできるようサイトマップ(sitemap.xml)を正しく設定することが重要です。以下はSEOに強いサイトマップ設置のベストプラクティスです。
サイトマップを作成する理由
- 検索エンジンがあなたのサイト構造を理解しやすくなる
- インデックスされるべきページを漏れなく伝える
- 更新頻度やページの重要度を明示的に示す
重要であるにも関わらず見落とされがちであるのが「更新頻度やページの重要度を明示的に示す」です。特に更新頻度において陥りやすいミスが有りますので後に解説します。
XMLサイトマップに含めるべきページ
- 記事やブログ投稿などのコンテンツページ
- 静的ページ(会社概要、お問い合わせなど)
- 商品やサービスのページ
除外すべきページ
- 重複する内容のページ
- ノーインデックスに指定しているページ
- ログイン後に表示されるページなどクローラーがアクセスできないページ
よくあるミス!
クローラーがアクセスできないページをXMLサイトマップに含めると、検索エンジンからの信頼性や評価が下がるリスクがあります。
サイトマップの目的は、検索エンジンにクロール可能でインデックスすべきページを正確に伝えることにあります。もしクローラーがアクセスできない(403、404エラーやログインページ等)ページをサイトマップに掲載してしまうと、検索エンジンはサイトマップの品質が低いと判断し、全体的な評価が下がることがあります。
ページの優先度、更新頻度と最終更新日
- ページごとの重要度(priority)は適切に設定(0.0〜1.0)
- 重要なページほど高い優先度を設定
- 更新頻度(changefreq)は正確に指定(daily, weekly, monthlyなど)
- 各ページの最終更新日(lastmod)を明示的に設定し、検索エンジンが最新情報を把握できるようにする
よくある間違い!
更新頻度(changefreq)はdailyが良い?最終更新日(lastmod)は、直近に設定したほうが良い?
更新頻度と最終更新日は実際の状況と一致させることが重要です。頻度が高い方が良い、あるいは最終更新日が新しい方が良いと誤解し、実際と異なる日付を設定することは避けましょう。事実と異なる設定はサイトマップの品質を低下させ、検索エンジンからの信頼を損ない、SEOに悪影響を与える可能性があります。
大規模なサイトの場合の分割
ページ数が50,000を超える場合やファイルサイズが50MBを超える場合はサイトマップを複数に分割する必要が有ります。その場合は、サイトマップの目次となる、インデックスサイトマップを作成します。
サイトマップの場所と通知
- ルートドメイン直下に「sitemap.xml」を設置
- Google Search ConsoleやBing Webmaster Toolsでサイトマップを登録しましょう
サイトマップの更新管理
- コンテンツの追加や変更後に定期的にサイトマップを更新
- CMSや自動生成ツールを使用して更新の手間を削減(上記の注意点を忘れずに!)
サイトマップの検証
サイトマップ生成後にXML検証ツールを使ってエラーを確認しておきましょう。
Google Search Consoleの活用
Google Search Consoleの「サイトマップ」セクションを利用して、サイトマップが正常に読み込まれているか、エラーがないかを確認できます。また、ページが正しくインデックスされているかを検証し、問題があれば通知を受け取ることもできます。
まとめ
上記のベストプラクティスに従い、SEO効果の高いサイトマップ運用を実践しましょう。検索エンジンが効率よくクロールし、より多くのユーザーにあなたのコンテンツを届けることができます。
特に、更新頻度と最終更新日の誤解と設定ミスはよく見うけられます。実際の状況と一致しない記載は逆効果となるリスクがありますので気をつけましょう!