HTMLにおけるpタグ <p> とliタグ <li> の違いと使い分け
#SEO #記事作成

記事作成の際、すべての文章を無条件に<p>タグで区切るのは誤りです。<p>は段落を表すタグであり、箇条書きや手順は<ul>、<ol>と<li>を、見出しは<h1>〜<h6>を適切に使用することで、検索エンジンが内容を正しく理解しやすくなり、SEOやアクセシビリティ向上にもつながります。
pタグ、liタグの意味の違い
<p>タグ
段落(パラグラフ)を示します。一つのまとまった文章、説明文を記述するのに適しています。
<p>これは段落です。内容を説明しています。</p>
<li>タグ
リストの項目を示します。(必ず<ul>または<ol>内で使います)項目の列挙や並びを表現します。
<ul>
<li>項目1</li>
<li>項目2</li>
<li>項目3</li>
</ul>
SEOの観点からの影響
SEOにおいては、GoogleはページのHTML構造や文脈を理解するためにセマンティック(意味的)なタグを重視します。
<p>タグ
- 用途:段落・文章
- 構造的意味:文章や説明文
- 検索エンジンの解釈:文章単位のまとmりとして理解される
- リッチスニペットとの関連性:基本的になし
<li>タグ
- 用途:項目・リスト
- 構造的意味:箇条書きやリストアップ
検索エンジンの解釈:関連項目の集合として理解される
リッチスニペットとの関連性:順序付きリストや非順序付きリストとしてリッチスニペットに反映されやすい
特に、「手順」「ランキング」「製品比較」「項目リスト」など、構造化された情報を示す場合、liタグ を使うことでSEO効果が高まることがあります。
SEOへの最適化アドバイス
pタグを使うケース
通常の説明文、自然な文章。ストーリー性や説明性のあるテキスト。
<p>弊社はSEO対策に力を入れており、ユーザーが求めるコンテンツを提供しています。</p>
liタグを使うケース
項目が明確に分かれている場合。手順やランキング、製品比較などを示す場合。
<ul>
<li>SEOに強いコンテンツ作成</li>
<li>サイトの高速化</li>
<li>モバイル最適化</li>
</ul>
よくある間違いと注意点
デザイン的に箇条書きに見える場合でも、実際に内容が一つのまとまった文章であるなら、li よりも p を使うべきです。
無理にデザインのためだけに li を使うと、構造上誤った情報を検索エンジンに提供してしまうため、SEO的にはマイナスになることがあります。
ビヨンドウェブのエディタの場合

ビヨンドウェブのエディタではエディタ右側にあるボタンでそれぞれのタグを変更できます。
- 1番がpタグ
- 2番が先頭に●マークがつくliタグ
- 3版が先頭にマークがないliタグ
適切なタグを使ってSEOに最適化された記事を作成しましょう。
まとめ
SEO視点では明確な違いがあります。
文章のまとまり → pタグ
箇条書き・項目列挙・リスト → liタグ
検索エンジンはページを「意味的に」解析するため、用途に合った適切なタグの選択が最も重要なSEO対策になります。